先生×私~隣の部屋の王子様~
ガラッ))
ドアが開く。
「席つけー。」
ドクンッ))
扉を開けたのは
我が校に存在する化学教師。
杉浦先生。
そのルックスから女子生徒達に 王子 と呼ばれ
性格の良さから男子にも好かれている人。
背が高く、黒縁メガネをかけてて、
スラッとしてて、声が低い。
いわゆる……
イケメン。
23歳という若さから
あらゆる女子からモテまくり、
今年24歳をむかえる今もそのモテっぷりは健在。
さらに女教師からもモテて……
去年新任だというのに
彼目当てで入学して来る生徒がいるほどらしい。
ちなみにわたし達の代は
先生と同じ年にこの学校に来たため
先生目的の入学者はいない。
が…………
結局モテる。
「ほら席つけー!」
「「キャァァア!杉浦先生ぇーー!」」
クラスの女子から黄色い声があがる。
「はい、静かにー。
えー。今日から2年1組の担任を務めます、杉浦啓太です。1年間よろしくな!」
おぉ。
朝から爽やかスマイル炸裂。
「「よろしくお願いします!」」
「んじゃ、今日は始業式だから式中は寝ないように!校長の話長くてもねんなよ?
寝たら課題増やすかんな!笑」
こーゆー冗談も言う面白い人。
まぁ。
かなり。
タイプではあるかな。