先生×私~隣の部屋の王子様~

「おい!起きろ!大丈夫か!」

身体を揺さぶってみる。


こいつ……


すごい熱……。



倒れた朝日を抱きかかえて
ベッドに降ろす。

タオルを冷やして額に乗せて
俺のできる限りのことをした。


「菜月……。」

元気になってくれ。



頼む。



俺は菜月の手を強く握って



寝ている菜月に





そっとキスをした。

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