春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?
「え、璃々の彼氏!?」

「ち、違います、(残念ながら)
 友人の奏多です。よろしくお願いします」

「おお、なかなか好青年じゃないか」

「さぁ、あがって」

パパとママが奏多くんをリビングへ

連れていく

リビングのソファーには不思議そうな顔を

した虹々がいた

私の隣には奏多くん

目の前には両親が座った

「まさか璃々がこんなイケメンな
 男の子を連れてくるとはねぇ...」

「やるなぁ、璃々」

ちゃかすように話かけてくるパパとママ

「...今日は、パパとママに言いたいことが
 あって、奏多くんはついてきてくれたのだ」

私はママに目を合わせていった

「話って?」

「...家族、一緒の名字がいいのだ
 戸籍が違うのは嫌だよ」
< 85 / 102 >

この作品をシェア

pagetop