春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?
「奏多に...嫌われたくなくて...」

どうしよう、璃々が可愛くて仕方がない

俺は震える小さな手を握りしめた

「良かった...。嫌われてるわけじゃ
 なかったんだね...」

俺は振り返って璃々を見た

泣きすぎて目がはれている

「璃々、素直に言ってよ
 避けられるの辛かったんだから」

「ごめんなさ、い。
 恋人でもないのにこんな事
 いえなくて...」

「じゃあ、恋人になればいいよ」

「へ?」

璃々がきょとんとした顔をして

俺を見つめた

「あれ?いや?」

「え、ちょっ、えぇ!?\\\」

「俺、璃々の事、好きだよ?
 璃々は俺の事好きじゃない?」

「......す、好きなのだ」

頬を赤く染めながらそういった
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