“ALICE"
「!?」
「ああ、アリス…起きたんだね」
黒いマントに黒い帽子。
黒髪で後ろがツンツンヘアーに、瞳は黒と赤のオッドアイ。
耳には黒のシンプルのピアス。
この人は一体ー…
「まぁまぁ、そんなに警戒しないでよ。とりあえずご飯を食べようか、アリス」
謎の男は私の腕を引き、テーブルのそばにある椅子に座らせる。
そして前に温かいスープが置かれる。
「…」
「大丈夫だよ。毒は入ってないから」
向かい席に座る帽子男。
食べ物よりも貴方のほうが十分怪しい。
それに…あの時、引き止めたのは貴方でしょ…?
どうして…