気まぐれだけど、文句ある?




キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴ったので私は席へ戻った。

「吉田君ってモテるんだね。」

私が声をかけると、吉田君は一瞬、怪訝
そうな顔をした。

「いきなり何だよ。」

どことなく、声も低く感じる。
こんな話題あまり好きじゃないのかな。

「いや、吉田君はイケメンだし、モテる
んだろなーって思って。」

何気無くそう言うと。

「はぁっ???」

吉田君は顔を赤く染めた。
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