気まぐれだけど、文句ある?
「なぁ、お前さぁ…」

吉田君が何かを言いかけたところで

「あ!!」

私はガタッと立ち上がった。
…忘れてた。購買でノート買わなくちゃ
いけないんだった。

「購買行ってくる!」

そう言うと、吉田君は私の腕を離した。
なんだか納得いかなそうな顔だ。

「…いってらっしゃい。」
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