猫が繋ぐ恋




「じゃあ先生。よろしくお願いします」



お母さんは、私の隣にいる、女の先生に頭を下げると、自転車に乗って帰ってった。



お母さんの姿が見えなくなるまで見送ると、


先生の隣を歩きながら、口を開く。




「ねぇ、先生。淡いピンク色の猫って見たことある?」




「え?淡いピンク色の猫?」




不思議そうに首を傾げる先生。



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