猫が繋ぐ恋




「あ、彩...?」



正体は、私の心友の彩だった。



「ど、どうしたの?そんな泣きそうな瞳して」



そう。



彩は、今にも泣きそうなそんな瞳をしてた。



「聞いてよっ!ちょっと、ここじゃアレだから...屋上でも行こ?」




そう言って、私の制服の袖を引っ張る彩に頷くと、



鞄を持ったまま歩き始める。



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