猫が繋ぐ恋



────…



「着いたわよ」



そう言って、家の前でキキッとブレーキを踏むお母さん。



「うん」



そう返事をすると、自転車から降りる。



空を見れば、まだ明るい。



…今日は、陽が落ちるの遅いのかな…




なんて思いながらお母さんの声に耳を傾ける。



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