猫が繋ぐ恋




「猫ちゃん…?」



私は、踏み出そうとした足を戻して、猫ちゃんの所まで歩み寄る。



しゃがもうと膝を屈めた瞬間、歩き出した猫ちゃん。



「えっ⁉︎」



反射的に立ち上がって、追いかける。



猫ちゃんは、振り返って私が居るのを確認すると、走り出した。



「まっ、待って!」



思わず声を張り上げて、走るスピードを上げる。




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