ねぇ。見て。

『いやあぁぁ…』

この状況に我慢できなくなったのか、女人の小さな悲鳴が静まり返った部屋にこだまする。


「ごめんね、でもね、みぃちゃん血が欲しいんだ。」

素直な対応に俺たちは驚きながら
みぃちゃんらしき影を見つめる。


火の向こう側にいるみぃちゃんの姿はよくみえないが、
おそらく、まだ、小学4年生くらい?

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