幼なじみにわたしの生死がかかってる件

「どうしようもねえな。」


呆れたような顔で言うけれど、本当に呆れているというよりこれはもう口癖のようなものだ。


「今度から魂抜けそうになったら席でじっとしとけ。会いに行ってやるから。」


『うんうん。』


「下手に動いて怪我でもしたら他の人間に迷惑がかかる。」


誰の心配をしてるんだかイマイチわからないけど、スイが絶対助けに来てくれるってさ。


いやっほー!


『えへへへへ。』

「汚ねえ面見せんな目が穢れる。」

『えへえへへ。』


スイはわたしの命なのですよ。

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