凡人
無理なもんは無理

凡人

寒かった冬を越してちらほら桜の花が咲き始め、街はピンクに染まり暖かな風が優しく吹いている。
もう春だ。
そんなこと感じながらいつもの帰り道の緩やかな坂道をゆっくり降りて行った。
俺が高校に入学してもう一年が経とうとしている。
月日というのは速いものだ。
様々な不安を抱えてドキドキしながら学校に通ってたのが嘘みたいに今はなんの緊張感もない。
今日もいつものようにクラブを終えていつものように帰っている。
なんて平凡な毎日なんだろう。
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