大好きなんだもん
〜帰り道〜
『早いなぁ…』
「だよな。」
『だって、もうこーやって会う機会もなくなっちゃうんでしょ?』
「んー…」
『高校大丈夫かな?…ものすごく心配だわ。』
「大丈夫だろ、お前のことだし。すぐ打ち解けるって」
『そっかぁ……』
「なんだ?お前らしくないじゃん」
『うん……』
「ほらこっち来い。」
すると彼の手が頭に乗り、優しく抱き寄せられた。
『…ゆうくん?』
「笑顔で卒業しろよ?」
『ありがと』
「うし、じゃあまた」
そして私は家に戻った。