好きなのに
「壱~」
「んあっ~なに?」

バスに乗るなりいきなり話しかけられたから思わず変な声が出た

「明日の夜さぁ...キャンプファイヤーじゃん?」

良太はかなりにやにやしながら俺に言った

「まぁ..あるケドそれがなんかあんのか?」

「壱鈍いなぁ。
キャンプファイヤーでフォークダンスあるじゃん?
んで噂によると学年全員とやるまで終わらないらしいから...
お前の初恋の人...
会えるんじゃね?」

「確かに~
てか.お前そんなん考えてたのかよっ
やばいきもいぞ」

「なっっひどくね?それ
せっかくヒトがいい案を提案してあげたのに~」

「だってお前なんかきもかったから」

「もぉぃぃし.俺寝る~」


良太はふてくされてすやすやと眠りについた


はぁ...
祐実を見つけられたものの...

もしあいつが俺のコト覚えてなかったら

こんなコトを考えると話したいケドそれを躊躇してしまう

せめて同じクラスだったら....
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