好きなのに
ようやく消灯時間になり...

「良太...さっきの教えてくれよ」

「わかったわかった。
まぁ...落ち着いて聞けよ?」

「あぁ」

俺が頷くと良太はゆっくりと話し出した

「俺高梨と同じ塾でな
いろいろ噂聞くんだよ
そんでまぁあれだけかわいいからかなりモテるんだよ
ホントやばいほど
属にいう高値の花って感じ
それでここからが驚きなんだよ
高梨は今までに俺が知る限り範囲だと20人以上にコクられたコトあるって」

「え~!!」

「な?かなり驚きだろ
そんでこっからちょっと変な話だケド;;
あいつかなりスタイルいいじゃん?
だから男子の中ではプールがめちゃめちゃ楽しみにされてんだよ」
「はぁ?なんだそれ」

「まぁまぁ...。
てかまだまだ話はたくさんあるけど...
まとめるとあいつはとにかくモテる!!
敵はたくさんだよ

せいぜい頑張れ~」

そういうと良太はあっという間に寝てしまった
こいつ...よく寝るな...



せいぜいって....

つ-か祐実そんなモテるんだ

まぁかわいいもんな...

あ...やべ
またニヤニヤしちまった;;

でもなぁ...敵はたくさんかぁ

祐実がモテないと思っていたわけではない
むしろモテると思ってた
でもいざ現実をつき出されるとなんだか不安が募る


かなりの不安を抱きつつも知らぬ間に俺も寝ていた
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