好きなのに

長い長い想いfrom壱

あ~だるすぎる
今三日後の修学旅行の係会議
ちなみに俺は生活係

まったく俺に生活係やらせるとは間違ってるな

「か~ず~」
塾が一緒の前田良太がヒソヒソ声で話しかけてきた

あ.ちなみに俺の名前は岩星壱
「かず」って読むんだケドいつも「いち」ってまちがえられる


「かず係長とかやる?」
「ちょ...そんなコト聞くなよ。
つ-か.俺がやると思うか?」
「いや~思わない。やったらウケるし」


こんな話を良太としてたら先生と目があってしまった
『うわ...やべ』
俺の変な予感は的中し
「おい.そこの...岩星と前田。
お前ら話してる余裕あるなら係長やるか?」

なんて...。

すると周りは「お~よくね?」とか「ちょうどいいじゃんっ」とか
ここでやりません!!なんて言ったら空気読めないやつになるか?

しょうがね~ここはやってやろうじゃん

「じゃあ俺係長やります;;」

ふと横を見ると良太が驚いた顔で俺を見ていた
なんかおもしろいから
「前田が副係長やるって言ってます」
先生に言ってやった

こうして俺は生活係係長となった
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