空春〜ソラハル〜
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「いただきまーす」
「あっ!
ちょっと待って、これ、
あったかいうちに
お隣さんに届けてきて!」
「えー仲良いなら
お母さんが行けばいいじゃん」
「なにいってんのよ!
あんた挨拶まだしてないでしょ!
さっさと行ってきなさい!」
「まったく...」
ピンポーン…
「…はい」
「あっ、隣の佐山ですけど…」
「ああ、はい、
ちょっと待ってください」
今の声、
お隣さん男の人か…。
どうせなら女の人なら
仲良くなれたのにな…。
ガチャ
そうこう考えてる間に
扉が開き、
中から現れた顔に
あたしは見覚えがあった。