空春〜ソラハル〜
「てか、私別に高瀬くんと
付き合ってるわけでも
なんでもないのに!」
「え、そーなの?
でもいつもずっと話してるし
てっきり今日も2人で
話すもんだと…」
「えー、ないない!
別にいつもは成り行きで
話してるだけだし、
わざわざクラスの打ち上げでも
話すほどの仲じゃないから!」
「だってさー!宏太ー!
いいのかよー!!」
えっ……
大声に驚いて振り向くと、
なんとすぐ後ろに高瀬くんがいた。
聞かれた…よね?
高瀬くんは、
なんて、言うんだろう…。
「別に…どうもしないって。
てか、そんな仲良くもない俺が
ここでどうこう言ったら
きもいだろ〜!」
「確かに!
宏太きめー!」
「なんだと!?」
ハハハハハ……