空春〜ソラハル〜
笑い声が遠く聞こえる。
自分から突き放したくせに…
なに期待してんだ。
でも、やっぱきつい。
高瀬くんの、
さりげない、でもきっぱりとした
拒絶。
あれ、私ってこんな
ウジウジした人間だったっけー…。
「おっす!佐山さん!
飲んでっかー!」
「…おー!
飲んでるー!ありがとー!」
「凛ー!
なんか歌うー?」
「あー私はいいや!
ありがと!」
…今は誰かと話す気には
なれないや。
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