甘い香りに包まれる

「それに・・
 園田さんの声が聞こえたんだよ」

「えっ?」

聞こえてたの?
あんなに小さい声だったのに・・

「園田さん、怖かったんでしょ?
 我慢しなくていいんだよ?
 ここは生徒会室だし誰も来ないから我慢しないで泣いていいんだよ」


藤代君、気づいてたんだ・・・
そんな優しい言葉かけられたらもう・・我慢できないよ・・
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