True Love
カウンター当番3日目の日の水曜日。
「花音ちゃん、着替えに行こう」
「うんっ」
5時間目の授業が終わった後、次の体育の授業に向けて着替えるために杏ちゃんと更衣室へ向かった。
「今日は同じチームになれるといいね」
「そうだね」
体育の授業では毎回男女別でチームを変えながらサッカーをしている。
私はあまり運動が得意ではないから、みんなの流れに乗ってただボールのある方へと走るだけなのだけど、杏ちゃんはいつも活躍していた。
「私も杏ちゃんみたいに運動神経よくなりたい!」
「花音ちゃんもやればできると思うんだけど~」
なんて言ってくれたけど、今日も私はただ追いかけるだけで終わるんだろうな…。
更衣室で着替えを済ませ、すでにもうみんなが集まりつつあるグラウンドに出て列に並ぶ。
先生が来てジャンケンで勝ったチームと負けたチームに分かれた。ちなみに言うと、杏ちゃんとは別々のチームになってしまった。
「じゃあ、女子から試合始めるぞ」
先生の笛の音を合図に試合が開始された。
いつも通り、いつも通り、そう思いながら今日もボールを追いかけていると、珍しく途中で私の方へボールが転がって来た。
「花音ちゃん!こっち!」
「えっ、えっ…」
突然のことに戸惑いながらも声がした方へボールを思いっきり蹴ると、なんとか同じチームの子に渡った。
「花音ちゃん、着替えに行こう」
「うんっ」
5時間目の授業が終わった後、次の体育の授業に向けて着替えるために杏ちゃんと更衣室へ向かった。
「今日は同じチームになれるといいね」
「そうだね」
体育の授業では毎回男女別でチームを変えながらサッカーをしている。
私はあまり運動が得意ではないから、みんなの流れに乗ってただボールのある方へと走るだけなのだけど、杏ちゃんはいつも活躍していた。
「私も杏ちゃんみたいに運動神経よくなりたい!」
「花音ちゃんもやればできると思うんだけど~」
なんて言ってくれたけど、今日も私はただ追いかけるだけで終わるんだろうな…。
更衣室で着替えを済ませ、すでにもうみんなが集まりつつあるグラウンドに出て列に並ぶ。
先生が来てジャンケンで勝ったチームと負けたチームに分かれた。ちなみに言うと、杏ちゃんとは別々のチームになってしまった。
「じゃあ、女子から試合始めるぞ」
先生の笛の音を合図に試合が開始された。
いつも通り、いつも通り、そう思いながら今日もボールを追いかけていると、珍しく途中で私の方へボールが転がって来た。
「花音ちゃん!こっち!」
「えっ、えっ…」
突然のことに戸惑いながらも声がした方へボールを思いっきり蹴ると、なんとか同じチームの子に渡った。