おっちゃん
おっちゃんは一晩泊まって、翌午前中にはもう、うちを出た。



空港まで、今度は私もお見送り。






「あれはどてかぼちゃや」

「どてかぼちゃ!?」


おっちゃんは
自分のすぐ上の姉のことを、そう名付けた。




「あれはどてにころがってればええんや」


と、つぶやいていた。



トイレを我慢していた私は、笑いすぎて…漏れそうだった(苦)。






途中、ファミレスに入り、おっちゃんはごちそうしてくれた。


空港に着いて、またごちそうしてくれた。



もう…
おなかいっぱい。





短い滞在だったけれど、賑やかなおっちゃんが帰ったあとは、祭りが去ったようだった。





内気で超人見知りな私は、話もしなかったけれど…

おっちゃんは「わかってる」と言ってくれた。


嫌ったりしてない、歓迎してくれてる

…と。



わかってくれて
ありがとう。


その通りだよ。



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