ヤンデレ〜女の嫉妬〜
それは、部活の帰り道。

菫と2人っきりのときのこと。

「ねぇアゲハー」

「なに?」



「─────黒髪の子って、誰?」


‘‘あ、多分立華のことだ”って
思ったけれど




「ただの友達だよ?」



って返した。

動揺してるのがばれないように、真顔。
声が裏返りそうで、怖かった。



「…そう。
最近、仲良いよね」


「友達ってあんなんじゃない?」


「へぇ…」


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