最後の月へ。
それがどれほどもどかしいか。


南は、入院をすることになった。


俺が見舞いに行く時は必ず南は笑っている。


でも、時々病室に入る前


南の唸る声が聞こえてくることがある。


そしてそれは、、、


決して病気の唸り声ではないことを知った。
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