最後の月へ。
だからその苦しみを


少しだけ分けてくれ。


おまえが落ち込んでる時は


俺は笑わせてやる。


一人で抱え込ん出るときは


俺が開放してやる。


だから、今は泣いたらいい。


泣きたいだけ泣いたらいい。」


そう言って


その後はわたしが、最後まで


自分の気持ちを


話す番だったけど


澤田くんは何も言わずに


ただ、落ち着くようにしてくれた。


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