最後の月へ。
そいつは、


俺の隣にドカリと座り


「わたし、舞花。


南のことよろしくね。」


そういったことで思い出した。


こいつは南の親友みたいなやつだったよな。


そうして、話を聞いていると


「あの子、体弱いけど


今はああして


生きようとしてる。


最初は生きる意味なんてない。


そう言ってたけど


今では少しでも長く生きるからね。


だって。


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