最後の月へ。
その言葉はすごく嬉しい筈なのに


なぜだろう?


私はこれを断らなくてはいけない。


そう、思った。


私は一人でいたくない。


だけど、自分の大事な人を


そこまで巻き込みたくない。


私は矛盾している。


まっすぐ生きられたらどれだけいいだろう。


これから先の未来が約束されていたら


私は澤田くんにまっすぐ飛び込んで行けるのに。
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