俺だけのお嬢様
気持ち
〜隼斗サイド〜
俺はあの日、仕事がうまく行ってなくて、社長室を飛び出した。
息抜きをするため、何処かに行こうとブラブラしていたら、公園を見つけた。
公園のベンチで空を見上げていたら。数メートル先に制服を着た女が立っていた。
彼女も空を見上げていた。
俺はそう簡単に女に落ちるやつではない。
24にもなって未だに本気で好きになった相手はいない。
だが俺は何故だか、彼女を目で追っていた。
あっ!
彼女がつまづいたのを見て勝手に体が動いた。
見事に彼女をキャッチした。
いてえ
彼女が謝ってきた。が、
俺は適当な返事をし、その公園から立ち去った。