クローバーの起こしたキセキ
そして、いつも通りの行動。
ダイニングに向かい、そしてテーブルの上にはご飯が乗っている・・・って。
「お母さん!?何で居るの!」
「あ、おはよー麻美。何でって今日休暇だから☆」
そしてパチリとウインク。お母さんって美人だなー、何で私似れなかったのかなー・・・じゃない!!!
なんと、いつもはいるはずのないお母さんがテーブルで優雅にコーヒーを飲んでいた。
「それならそうと早く言ってよー!久しぶりにお母さんとご飯食べたかったのに・・・」
うぅ・・・。
一緒に食べたかった・・・。
お母さんは、スチュワーデスをしていて、いつもいないことが殆ど。
だいたい国内だけどたまに外国にも、行くことがある。
だから、一緒にいられる機会なんて、滅多に無い。
「明日から2日間休むから、明日何処かへ何か食べに行こうか!久しぶりに麻美とお出掛けよ。
明日はちょうど土曜日だし」
やった!確かに明日は土曜日。
土曜日だったら、特に予定は無い!つまり・・・。
「やったー!!お母さんとお出掛け、いろいろ行こうね。
まずー、どっかのレストラン行って〜次にショッピングセンターで買い物して〜、それからそれから〜・・・」
「麻美、じーかーんー。
大丈夫なの?急いで食べてもぎりぎりかもよー」
夢心地の私に、お母さんが冷静に突っ込む。
でも大丈夫なんだなー、これが。