アンタだけは絶対ムリ!!
そして、今にいたる。
カフェにて。
個室だから良いものの、怒鳴りつけられているのだから。
嫌ったらありゃしない。
ホント、めんどいわぁ!
「お前、帰れるとでも思ってた訳?
まずなぁ?そう簡単に帰す訳ねぇだろ?
お前なんぞ、どうとでも出来んだよ!
もう分かったよな?お前の無力さが。」
「うっ…。」
こいつ何なんだよ。
えらそーに説教しやがって。
まぁ、図星なんだけど。
…図星だけど認めたくない!
「うっさい!!」
「お前、そんな口叩いて良いのかな?」
「は?」
「そんな口きけるのか?
瑠佳って奴が心配してたんだぞ?
神友なんだろ?」
「なっ!」
「お前、前に力説してたろ?
1人で。」
「なっ、なっ、なぁっ!?」
「アハハッ。本当におもしれぇなぁ。」
「なっ、うっさいってば!
もう、良いだろ?帰る。」
「俺も帰るわ…って事で帰ろ。」
「は!?」
ぎゅっ
「手!?てぇ!?」
「あぁ。行くぞ。帰んだろ?」