アンタだけは絶対ムリ!!


さっきからといい…

一ノ瀬翔、むちゃくちゃよ!

どっか連れてくるし…

…ん?
…どっか?

…ここどこぉぉぉぉぉ~!?

「アンタ!ちょっと!」

「アンタって誰?」

「アンタはアンタよ!
 一ノ瀬翔!」

「ぷっ…フルネームとか…クククッ!!!!」

「っ…///い、良いでしょ!」

「デレも良いな。」

「は?」 

「桧莉のデレ良い。可愛いよ。」

「なっ///う、うっさい!」

「で?何?」

「こ、ここどこよ?」

「知らねー。」

「…はぁっ!?」

「嘘。俺ん家の前。」

「へっ?…えぇっ!?」

いつの間にか、大きなお屋敷のような所に来ていた。
しかも、ここが一ノ瀬翔の家だなんて…。

「すごい…。」

「惚れ直した?」

「惚れてない!!でも…すごい…。
 うん。すごいよ?」

「っ///お前っ…反則…///」

「へ?あっ…んんっ!!」

目の前には、一ノ瀬翔の顔がドアップにあって…唇には、柔らかい感触が…

ん?感触?

……。


『きゃああぁぁぁぁぁー!!』

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