アンタだけは絶対ムリ!!


ハッと我に返った。

受け入れちゃダメだと思い、ドンッと一ノ瀬翔の胸板を押す。

すると、一ノ瀬翔はバランスを崩す。


その隙を狙って離れる。


「いってぇよ。」

「………。」

「てか、お前何か勘違いしてるよな?」

「は?」

「話聞ける?」


訳の分からないまま、
コクリと頷くと、頭の上にポンっと手をおいて話し始めた。

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