月夜の晩に~紅に染まる色~


風呂から上がった俺はリビングに行った。



あ、やべ。



「あ…あの。見てませんから。


男の人のモノなんて、何も見てないので……」





これ、絶対見たよね。俺の大事なとこ見たよね。



そう思いながら俺は制服を着た。




あれ、てか紅夜どうすんの。


帰って貰うしか、ないよな。


俺学校だし。




「あのさ。俺、暫く家空けるから、家に帰りな。」



「学校ですか?」



「?…あぁ。」



「なら、大丈夫です。私も行きますから。」



は……?


同じ学校なのか?




いいや。今までこんなやつ見かけた事ない。



俺が知らないだけなのか?




< 10 / 19 >

この作品をシェア

pagetop