月夜の晩に~紅に染まる色~
風呂から上がった俺はリビングに行った。
あ、やべ。
「あ…あの。見てませんから。
男の人のモノなんて、何も見てないので……」
これ、絶対見たよね。俺の大事なとこ見たよね。
そう思いながら俺は制服を着た。
あれ、てか紅夜どうすんの。
帰って貰うしか、ないよな。
俺学校だし。
「あのさ。俺、暫く家空けるから、家に帰りな。」
「学校ですか?」
「?…あぁ。」
「なら、大丈夫です。私も行きますから。」
は……?
同じ学校なのか?
いいや。今までこんなやつ見かけた事ない。
俺が知らないだけなのか?