月夜の晩に~紅に染まる色~


女共を押しきって俺は教室に入った。


俺が教室に入ると、親友の風雅が近付いてきた。




「おい琥珀!そのかわいい子だれ!?」



かわいい子…あぁ、紅夜のことか。



「紅夜。」



「へぇー。紅夜ちゃんって言うんだー」



そして紅夜を除き込んだ風雅。



風雅は結構イケメンなのに顔を近付けられても無表情の紅夜。



「どうも。紅夜と申します。

今日からこの学校の生徒です。」




紅夜って転校生だったのか。


だからついてきたのか。




「ゴスロリ、似合うね。」



風雅、それはセクハラだ。


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