月夜の晩に~紅に染まる色~
「わかりませんでした。
私は紅い花を咲かせたくて自分の身をぐちゃぐちゃと刃物でやっていたのかと。」
……
え、グロくない?
この小説大丈夫なわけ!?
刃物でぐちゃぐちゃにって……めちゃくちゃ痛そう!!
「てか、あんた誰?ゴスロリ女。」
「いいえ。ゴスロリではありません。
ピーのピーのピーです。」
「えっ、ピーのピーのピーなの!?」
「違います」
はぁ……良かったよ。
ピーのピーのピーだったら俺、どうしようかと思ってたよ。
「で、お前は誰?」
にこやかに質問してみた。
「私は、本日付で貴方の監視役になった―――死神の紅夜です。」
べ、によ?
死神って……そんなのホントにいるわけ無いだろ。