月夜の晩に~紅に染まる色~


「おいおい。嘘は良くないなぁ?」



「嘘ではありません。」



そう言ったゴスロリ……紅夜は、指で何かを描きだした。




何やってんだよ。空中で絵なんて描いても何も残らねぇのに。



「これでも、死神じゃないと?」




手には、鎌、そして真っ黒のコートのフードを被り、体が……浮いている。




分かった!




「お前、コスプレマニアなんだな!」



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