センセイの白衣
そして、次の日の授業前。



「いつやるの?」



って、それだけ尋ねてきた先生。



「え?」



何の事だか分からず、首を傾げる。



「あれだよ。」


「あれ?」



さらに訳が分からなくなって、先生を見る。


―――あ、もしかして、スピーチのこと?



「木曜日です。」


「木曜日か。」



って。

それだけ?

それだけですか先生!!


先生がどうして私のスピーチをそこまで気にするのか、さっぱり分からないまま。

私は首を傾げた。
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