Wonderful DaysⅡ





既に決定事項になっているマーク兄さん達とのディナー。

此処で駄々をこねても、魁さんが困るだけだから……


「…………分かりました」


納得なんてしていないけれど、小さい声で返事をする。

そんな私の気持ちなんてお見通しなのか


「次のデートは、ディナーも二人だけだから」


頭をぽんぽんと撫でる魁さんは


「だから、そんな顔するなよ」


そう言って、困ったように笑った。





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