Profession of the first and the last

#7.絵と小説と、リアクション







僕らの授業時間は常に自習時間だ!!





3人で輪になるように向かい合って、
ふざけあっては怒られる。


2人は僕を変人扱いするけど、
人とそんなに思考がずれてるかな?


僕は強くなったと思っているけど、
2人は僕を見て、とても弱いと嘆くんだ。


丈夫なのは、
自他共に認める足の強さだけ・・・。



僕から足の健康をとったら何が残る!?


完璧にひ弱な僕の完成だ。




僕らの“自習時間”はそれだけじゃなくて。



いつしか僕の小説を2人が読んで、
君の絵を、僕らが見ては賞賛の声をあげた。



夢のようだった。



だってさ!!


僕の書いた小説のキャラクターがさ、
絵になってそこに現れるんだ!!



そうして、
それらを眺めては本当にかわいい反応をする君。


最初はひそひそ話してても、
熱が入れば大きな声になって怒られるの繰り返し。


僕はそういうふうに怒られるのも
悪くないなって不思議とそう思ってたよ。



怒られれば怒られるほど、
僕らが深く繋がっているようで嬉しかった。





僕がね?


ずっとほったらかしだった小説サイトを
再開するきっかけになったのは2人のおかげで。



妖精さんのあのお話だって、
2人がいなかったら書いていなかっただろうし、



また再会して読んでもらおうっていう
勇気なんて僕にはなかったから。












僕が物語を書いて、
  

  君が絵を描く。


   そうして君が全身で反応を示してくれる。












絵と
 

 小説と、


   君のかわいいリアクション。















僕らは短いけど、とても充実した
自習時間を過ごせたと思っているよ。



今はもう、そんな幸せな時間はないけれど、




変わらずに、
僕の文字を読んでくれるのかな?




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