童話曇灯-fairytale detective-
◇ヒメと人魚姫
「姫羅! 水泳部に仮入部ってどういうこと?」
翌日。
水泳部の活動があることを告げた姫羅を見て、鈴は不思議そうに言った。
「水泳部に入るつもりなの?」
「いいえ。そのようなつもりは全くありませんわ」
「じゃあ、何で仮入部?」
さすがに、ここで乙戯花氏の名前を出すのはまずいですわね……――――
必死で言い訳を考えながら、姫羅が軽く首を傾げる。
「ダイエット……ですわ」
「は?」
「だから、ダイエット、……ですの」
「ふーん」
「あたくし、最近運動不足な気がしていまして……。水泳ならば、きっとバランス良く体を引き締められるはずですわ!そうです!」
我ながら厳しい言い訳だと思いながらも、姫羅は精一杯ごまかした。
そんな姫羅を見て、鈴が呆たような顔で溜息を落とす。
翌日。
水泳部の活動があることを告げた姫羅を見て、鈴は不思議そうに言った。
「水泳部に入るつもりなの?」
「いいえ。そのようなつもりは全くありませんわ」
「じゃあ、何で仮入部?」
さすがに、ここで乙戯花氏の名前を出すのはまずいですわね……――――
必死で言い訳を考えながら、姫羅が軽く首を傾げる。
「ダイエット……ですわ」
「は?」
「だから、ダイエット、……ですの」
「ふーん」
「あたくし、最近運動不足な気がしていまして……。水泳ならば、きっとバランス良く体を引き締められるはずですわ!そうです!」
我ながら厳しい言い訳だと思いながらも、姫羅は精一杯ごまかした。
そんな姫羅を見て、鈴が呆たような顔で溜息を落とす。