放課後は、図書室で密会




「よくできました」

「キャッ」


環方くんは私を包み込むように抱きしめた。


「……もしかしてまだあのルールきにしてんの?」


「あれはもう……」


「じゃあ何気にしてたわけ?」


「もっと……可愛くて、余裕のある告白をしたかった……」


私は環方くんの背中に手を回して、その温もりを感じる。




< 131 / 271 >

この作品をシェア

pagetop