放課後は、図書室で密会




「ねぇ、茅何歌う?」


歩き始めると、千夏が話しかけてくれた。


「んっと……」



千夏との会話は弾むが、
環方くんにはなんとなく恥ずかしくて話しかけられない。



「じゃあそれ一緒に歌お!」


「うんっ!…っひゃっ」



環方くんが……!

私の手を握っている!!



一気に顔が熱くなり、私は下に俯いた。




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