放課後は、図書室で密会




「茅」


環方くんに呼ばれ、環方くんの方を見る。


「眠いの?」


なんでバレるの!?


「えへ……ちょっと……」



そう言うと、環方くんは私の頭を自分の肩に引き寄せた。



「わ、環方っくんっ!?」



「寝ろよ。」



「わ、悪いし……」



「寝ろ。」



環方くんは優しく私の頭を撫でる。



安心して、少しずつ瞼が重くなる。



私は環方くんに寄りかかりながら目を閉じた。




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