放課後は、図書室で密会




「家ここだよ。」


茅が指差したのはごく普通の一軒家。



「……じゃ、また明日。」


「あ、これ……ありがとう……」



さっき貸したカーディガンを手渡された。



「…………。

茅……キスさせて……」



「うへっ!?」



やっぱり名残惜しい。



「でも……家の前……」


「すぐ終わるから。」



少し考えた後、茅は首を縦に振った。




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