放課後は、図書室で密会




茅の頭に手を添え、
少しかがんで目線を合わせた。



「うぅ……早くして……」


「何?してほしくて仕方ないの?」


「違うよー!誰かに見られたらご近所さんに噂されちゃう!」


「わかってるっつの。」




素早く、

触れるだけのキスをした。




「うん。満足。」


「……//」



いつまで経っても照れるのな。


「カワイーやつ。」



「かわいくない!じゃーね。
ありがと。おやすみ!」



茅は家の中に駆け込んだ。


その姿を見た後、微笑みながら帰る俺は相当キモかっただろう。




< 169 / 271 >

この作品をシェア

pagetop