放課後は、図書室で密会




「大丈夫だって。
俺が茅のこと大好きだ、って
言っといたから。」


「ハ!?」


「カラオケで。お前が寝てるときに。」



顔が一気に熱を帯びる。



「フハハ……すぐ赤くなんね。」


「だって……」



環方くんは机に肘をつき、
私の顔をまじまじと見る。



「……み……見ないで……」



顔を両手で必死に隠す。



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