放課後は、図書室で密会
「そのお話の女の子は運命を変えようと頑張ってるけど、
線路を曲げるのはすごく大変だと思う。
だから、
人が変われば、歩く線路を変えればいいんだと思う。
そして、誰かと同じ線路を歩くことが恋なんだって、
私は思うの……。」
語りすぎたかな……。
我に返って環方くんを見上げる。
環方くんも私を見ていた。
話……聞いててくれたんだ……。
嬉しくて、胸がキューっと締め付けられた。
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