放課後は、図書室で密会
そうして入学から1週間経った。
「茅~!」
「おはよ!千夏っ」
朝、私の机の前にひょっこり現れた女の子は、
小学校から仲のいい親友 竹田千夏。
千夏は可愛い上に頭も良くて、とっても頼れる。
実はこんな風になりたいと憧れていたりする……。
「あ、環方くんだ。」
千夏のセリフで私はバッと教室の入り口を見た。
ああ~…今日も大変カッコいい……。
「今日もすごい人気だねぇ……。
なんであんなにモテるんだか。」
「千夏は分かってないよ!
環方くんのかっこよさは尋常じゃない!」
「まぁ、カッコいいけどぉ…
ああいう人って絶対自分大好きだよー!」
そんなことないのに……。
って、私もあんまり環方くんと話したことないから分かんないけどさ……。